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古来より万能薬として用いられた猪胆を作ってみる!(閲覧注意)

古来より万能薬として用いられた猪胆を作ってみる!(閲覧注意)

※※本記事中には臓器や血液を撮影した写真があります。正しい情報をお伝えするために必要として掲載しておりますが、苦手な方はご注意ください※※

※※稀に猪胆からE型肝炎の発症事例があります。作成・喫食をお勧めする記事ではございません※※

さて、そもそも猪胆とはなんぞやと言いますと、シンプルにイノシシの胆嚢です。どの部位かと言うと、下図のように肝臓にべったりへばりついている臓器のひとつです。

胆嚢は、”良薬口に苦し”の語源にもなっている、古来より胃腸薬として利用されてきたものですが、本来の貴重品であったいわゆる胆嚢は、熊のそれとされています。効能・成分については諸説ありますので、興味有る方は一読あれ。

肝臓にへばりついている猪胆

中には胆汁が充填されていて、プニプニ柔らかい触感です。

それでは胆嚢を摘出する手順を紹介します。取り出すのはそれほど難しくありませんが、何せ新鮮な状態で行わないと、あっという間に中身(胆汁)が毛管現象で漏れ出してしまいます。肝臓を摘出してから1時間以内くらいに行わなければならない点が、少し難易度の高いところです。

繊細な表面であること、肝臓部位をキッチリ除去、の条件をクリアするためには、手による引き剥がしが有効です。下手にナイフで周囲を切ろうとすると、肝組織が残ったり、破れたりで失敗します。

手順としてはまず、胆管の上部のみをナイフで切り、指でつかめるぶんだけ剥離させます。管部分はよほど垂直に刃を立てない限りは、切除してしまうことはないと思います。

猪胆の根本を包丁で丁寧に切り離す絵
上部に少しだけ切れ目を入れて・・・

次に、剥離した胆管を掴み、下方向へベリベリっと強引に引き剥がします。

猪胆を素手で肝臓から剥がす絵
ベリベリっと引き剥がします

こうすると肝臓組織がキレイに剥がれ、且つ破れることもありません。

肝臓から切り離された猪胆

はい、キレイに取り出せましたね。

ですがこのまま放っておくと、胆管からじわじわと胆汁が漏れてしまうので、胆管をきつく縛っていきます。紐は何でもいいですが、荷造り用の白いアレが適してると思います。縛り終わったら干します。

猪胆を乾燥用に紐に縛っていきます
白いアレで縛ります
乾燥用に猪胆を紐で連結する様子
ついでなので連結させます
乾燥中の猪胆
風通しの良いところに干します

屋外に干すと、環境によっては虫や鳥に食べられてしまうので、エアコン・扇風機・除湿機などの近くで乾燥させるのがよいでしょう。また、乾燥中は若干漏れ胆汁が滴下しますので、下に新聞紙などを忘れぬよう。

乾燥中、ちょっと汁気が残っている猪胆

乾燥して1週間ほど経過した胆嚢。乾かないから脱稿に間に合わぬ。

完全に乾燥した猪胆
そしてこちらが1ヶ月乾燥させたものになります(大人の事情

完全に乾燥した猪胆との比較

比較してみると違いは明らかですね。

完全に乾燥すると、黒くカッチカチになります。私は深酒するときなどにウコンの代わりに服用しています。その際は、包丁で細かく切り出し、粉末状にしてそのままダイレクトに飲みます。繰り返しますが推奨する行為ではありません。試したい方は自己責任でトライしてください。

猪胆を細かく刻む
刻むと黄色さが分かる。細かく砕いて・・・
粉末状になった猪胆
飲みます
チョタンを口にする前の余裕
ゆきます(ドヤァ

猪胆を味わってもがく筆者

苦ゥボァー!

それではまた!

カテゴリー: ジビエグルメ  
ライター:島田寿朗

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