街から始める鳥獣対策

狩猟免許の種類、取得にかかる費用と期間についてまとめてみました

狩猟免許の種類、取得にかかる費用と期間についてまとめてみました

女優やモデルとして活躍している女優の杏さん。元旦那さんで俳優の東出昌大さんと2人揃って狩猟免許を保有しているそうで、夫婦生活が円満だったころは実際に狩りにも出ていたそうです。
また、田畑では獣害が進み、街では食通がジビエを楽しむ現代。「山賊ダイヤリー」「罠ガール」「マタギ」など、ハンターを主人公にしたマンガも人気を集めていて、狩猟をやってみたいと思う人たちが増加してきています。

では、実際に狩猟を始めたいあなたのために、狩猟免許の種類や取得にかかる費用と期間などについて具体的に説明していきます。

狩猟免許の種類について
第一種銃猟免許
第二種銃猟免許
わな猟免許
網猟免許
狩猟を始める費用について
初期費用
継続費用
更新費用
猟具の購入費用について
第一種銃猟
第二種銃猟
わな・網猟
その他の費用について
賠償責任証明書
狩猟税について
まとめ

狩猟免許の種類について

狩猟を行うには「狩猟免許」が必要ですが、これらには「第一種銃猟免許」「第二種銃猟免許」「わな猟免許」「網漁免許」の4種類があります。銃猟免許は20歳以上、わな・網猟免許は18歳以上の方であれば取得できます。なお、狩猟を素手・ナイフ・スリングショットなどで行う場合は、狩猟免許は必要ありません。しかし、法定猟法(網、わな、装薬銃、空気銃)を使用する狩猟には、下記の狩猟免許が必要となります。

第一種銃猟免許

散弾銃、ライフル銃銃器(装薬銃、空気銃)などを使用する猟法をするための免許

第二種銃猟免許

空気銃を使用する猟法をするための免許

わな猟免許

くくりわな、はこわななどを使用する猟法をするための免許

網猟免許

むそう網、はり網などを使用する猟法をするための免許

狩猟を始める費用について

狩猟者になるためには、「初期費用」「継続費用」「更新費用」が必要になります。

初期費用

狩猟をするには免許が必要となります。狩猟免許試験は、各都道府県において毎年複数回実施されています。東京都の場合は府中市で実施されていて、東京駅から電車に乗り490円で行けます。手数料は申請する免許の種類ごとに、1件5,200円となります。また、申請時に申請前6か月以内に発行された医師の診断書1通が必要となり、取得費用は病院によって3,000円~10,000円と開きがあります。事前に金額を確認しておき、なるべく安い病院で発行してもらいましょう。
また、希望者には「狩猟免許予備講習会」も開催されていて、都道府県により異なりますが、講習受講料約10,000円、テキスト代1,500円が必要となります。合格後には、狩猟者登録の費用1,800円も必要となります。

継続費用

猟銃・空気銃所持許可にも費用が必要となります。第一種銃猟・第二種銃猟共通で、猟銃等講習会初心者講習の申請手数料6,800円・所持許可申請関連の費用約15,000円が必要となり、第一種銃猟はさらに射撃教習資格認定申請関連の費用約15,000円が必要となりますが、射撃教習資格申請と所持許可申請の間が3か月以内であれば、同一の医師の診断書と証明写真を使用することができます。
また、第一種銃猟・第二種銃猟共通で、銃の保管のためのガンロッカー代、第一種銃猟はさらに装弾ロッカー代が必要になります。ガンロッカー・装弾ロッカーは、新品で購入すれば合計で約45,000円、中古なら約30,000円で手に入ります。銃器店に保管を委託する場合は、1カ月あたり2,000円が相場となります。

更新費用

狩猟免許も自動車免許のように更新が必要になり、更新は3年ごとになります。更新のための講習は各自治体において7月から9月頃に数回にわけて開催され、適性検査も行われます。更新するには1免許あたり2,900円の更新料を各自治体の収入証紙で支払う必要があり、そのほかに証明写真1枚と猟銃所持許可証の写し(許可を受けてない人は医師の診断書)が必要になります。

猟具の購入費用について

どんな猟具を購入するかで費用は大きく変わります。趣味的な要素も強いため、上を見れば価格にキリがありません。先輩ハンターから銃を譲ってもらえるのであれば、お礼の菓子折り代程度で済むこともあります。

第一種銃猟

散弾銃、ライフル銃銃器(装薬銃、空気銃)などは、銃砲店で購入できます。種類や状態にもよりますが、30,000円から150,000円で入手可能です。また、銃の所持には許可が必要で、銃所持許可費用は115,900円になります。

第二種銃猟

空気銃は銃砲店で購入できます。種類や状態にもよりますが、80,000円から400,000円で入手可能です。また、銃の所持には許可が必要で、銃所持許可費用は51,500円になります。

わな・網猟

くくりわな、はこわなは罠専門店の他、ネットショップや大型のホームセンターなどで購入することができます。種類や大きさにもよりますが、3,000円から100,000円で入手可能です。また、猟具の所持には許可が必要ありません。

その他の費用について

狩猟を始めるには、毎年の狩猟者登録にかかる費用が必要になります。この費用には、毎猟期1回の支払いとなる損害賠償責任証明にかかる費用と狩猟税に分類されます。

賠償責任証明書

狩猟者登録には、他損事故に備えて最低でも3,000万円以上の賠償能力があることを証明する資料を添付する必要があります。この証明は、「猟友会共済」「ハンター保険」「自分の資産を証明する書類」の3パターンがあります。共済や保険の場合の費用は、3,000円から15,000円になります。

狩猟税について

狩猟税と手数料は、登録する各都道府県に支払います。第一種銃猟は16,500円、第二種銃猟は5,500円、網猟・わな猟は8,200円となります。費用は全国一律ですが、納税の状況によって減免があります。各都道府県のホームページ等で確認しましょう。

免許の種類 第一種銃猟免許 第二種銃猟免許 わな猟免許 網猟免許
概要 散弾銃、ライフル銃銃器(装薬銃、空気銃)などを使用 空気銃を使用 くくりわな、はこわななどを使用 むそう網、はり網などを使用
初期コスト総額 約4万円 + 銃 + ガンロッカー 約3万円 + 銃 + ガンロッカー 約3万円 + 各種罠 約3万円 + 各種罠
継続コスト/年 約3万円 約2万円 約2万円 約2万円

まとめ

他のアウトドアと比べて狩猟の世界は広く・奥深いものになっています。環境破壊や地球温暖化の影響で野生鳥獣による農作物や人への被害が増加傾向です。しかし、駆除を行うハンターの高齢化と担い手不足も深刻な問題になってきています。野生鳥獣による農林業被害が深刻な市町村によっては、狩猟免許に関わる費用を補助してくれている場合もあります。狩猟を始めたいと思ったら、まず、情報集めから始めてみるとよいでしょう。ツイプロなどで twitterのbio検索ワードに「猟師」と検索すると、現役の猟師さんが多くヒットしますので、その方たちをフォローするのもよいでしょう。ただし、種々伺う場合は礼儀を忘れないように。

カテゴリー: 狩猟の道  
ライター:齊藤美紀

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