街から始める鳥獣対策

狩猟可能な獣類20種、写真とイラスト付きでその特徴などを紹介します

狩猟可能な獣類20種、写真とイラスト付きでその特徴などを紹介します
狩猟ってどうすればいいの? 初心者にも分かりやすく解説!!
狩猟可能な獣類20種、写真、イラスト付きで初心者でもわかりやすく!
狩猟の定番の獣類を紹介!
あなたは知っていましたか? 実は狩猟可能なマイナー動物!
法律やマナーを分かりやすく解説! ルールはしっかりと守ろう!!
狩猟に関する法律4つ
狩猟のマナー!

狩猟ってどうすればいいの? 初心者にも分かりやすく解説!!

狩猟をするには「基本的」に狩猟免許が必要です。というのも、自由猟具(スリングショット・投石など)を用いた狩猟に関しては、猟期さえ守れば誰が行っても構わないからです。

しかし今回は狩猟免許を取得することを前提として、狩猟可能な獣類20種類を紹介していきます。なお、自治体によっては新人ハンターを養成するための講座を開いている所もあります。お住まいの市役所へ尋ねると、担当窓口を紹介してくれますので、興味ある方はぜひ!

狩猟可能な獣類20種、写真、イラスト付きで初心者にもわかりやすく!

狩猟の定番の獣類を紹介!

1:イノシシ
イノシシのイラスト イノシシは雑食でいろいろなものを食べます。イモ類、タケノコ、稲、カボチャ、豆類、トウモロコシなどを好み、畑を荒らします。最近では、人が出したゴミを狙うこともあるので、人間との接触も増えています。外見の特徴は言わずもがなでしょう。地面を激しく掘り起こすので、生息する地域は一目瞭然です。

2:タヌキ
タヌキのイラスト タヌキは古くから人間に親しまれていましたが、最近では山林や畑を荒らすようになってきています。タヌキも雑食で、小さい果実から大きい果実、昆虫、なんでも食べます。人が住んでいる地域にも出没するようになっています。ただ、食肉としてあまり適していない(手間がかかる)ので、狩猟鳥獣としての人気はイマイチ。

3:キツネ
キツネのイラスト キツネは農作物を荒らすだけではなく、家畜を襲うこともあります。また、キツネの糞には寄生虫が含まれている可能性もあるので注意が必要です。こちらも狩猟者の間では、肉は食用に適さないとされています。ただ、間近で見るとその迫力と美しさに鳥肌が立ちます。意外に力が強い。

4:アライグマ
アライグマのイラスト 狂暴な性格を持つ(個体差が激しい)アライグマは外来種です。個体によっては人を恐れず近付いてくるものもいます。

野生化したものが増え続け、全国的に農業被害が深刻化しています。また、農業被害だけでなくアライグマはたくさんの病原菌や寄生虫を持っているので注意が必要です。アライグマに限りませんが、基本的に野生鳥獣は未知の病原菌・ウイルスを保持している可能性がありますので、安易な餌付けなどは厳禁です。

5:シカ
ニホンジカのイラスト シカは20年前に比べて9倍もの数になったほど、その繁殖力は非常に強いです。また、シカによる食害や剥皮被害などの森林被害は全体の4分の3を占めています。

6:イタチ
イタチのイラスト イタチは、ネズミやカエル、鳥類などを好む肉食系の雑食であるため、家畜のニワトリへの被害も深刻。ちなみに狩猟していいのはオス(体長がメスの1.5〜2倍)のみです。理由としては、メスの減少により個体数が減少すると、生態系のバランスが崩れてしまいます。イタチが絶滅してしまうと、イタチが捕獲するネズミなどが繁殖してしまいます。

7:アナグマ
アナグマのイラスト アナグマは雑食性です。山に自分の餌となるものがなければ、人家のある畑まで下り、育てている農作物を食べてしまいます。イノシシと同じように地面を掘り起こしますが、より深く狭く掘り起こすので、どちらが残した痕跡なのか、違いを見極めましょう。

8:ツキノワグマ
ツキノワグマのイラスト 本来ツキノワグマは臆病で大人しい性格でが、他のクマと同様に最近では人との接触事故が多くなってきています。特徴は、首にある三日月模様の白い毛。まれにヒグマにも模様があるので、100%断定はできない。平均的にヒグマの1/2くらいのサイズ。

9:ヒグマ
ヒグマのイラスト 昨今、人と出会ったり農作物に被害を与えることが増えています。断定はできませんが、人家と山の間にある疎林(緩衝地帯)の減少によるものと考えられます。よほど強く「ヒグマが狩りたい!」との信念がなければ、まずスルーが無難です。

10:ノウサギ、11:ユキウサギ
ノウサギ・ユキウサギのイラスト ウサギの肉はヨーロッパでは、ジビエの定番です。繁殖数も多く、捕獲に際しこちらの危険もないので、世界的に見てもポピュラーな狩猟鳥獣と言えます。

あなたは知っていましたか? 実は狩猟可能なマイナー動物!

上記で触れた獣類達は皆さんがご存知な獣類ばかりだと思いますが、以下9種、こんな獣類いたの? というものや、この獣類って捕っていいの? というような皆さんがあまり知らない獣類を紹介します。

12:ハクビシン
ハクビシンのイラスト ハクビシンはよく住宅街などに出没し、家庭菜園の野菜や果物を荒らすことがあります。最近では都内での目撃例も多く、区によっては相談・捕獲処分専用ダイヤルを設置するにまで至っています。鳴き声が特徴的なので、視界のきかない夜でも容易に判別が可能。

13:ミンク
ミンクのイラスト ミンクは泳ぐのが得意で、漁業被害や生態系の変化などの害をもたらしています。デリケートな問題ですが、人との間でコロナウイルスを往復させやすい動物として世界規模の問題となっていることから、積極的に近づくべき動物ではありません。狩猟鳥獣としてはしばらくお預けですね。

14:タイワンリス
タイワンリスのイラスト タイワンリスは農作物を荒らすだけではなく、外来種で、繁殖が危惧されています。関東にてアシリパさんに触発された方が捕獲・チタタプ・試食しています、一読の価値あり。

15:シマリス
シマリスのイラスト アイヌではリス料理として食べていましたが、現在の日本ではほとんど流通しません。ちなみに、見た目が似ているニホンリスは狩猟してはいけないので、注意が必要です。違いは、シマリスは全長が20〜29cm、体重が120g程度なのに比べ、ニホンリスは全長30〜40cm、体重が300g程度と、シマリスよりも大きいです。また、シマリスは冬眠するのに対して、ニホンリスは冬眠をすることなく一年中活発に活動します。

16:ヌートリア
ヌートリアのイラスト ヌートリアには天敵がいません。また、ヌートリアは1年に数回、1回で5~6頭を産むので、とても繁殖力が強いです。そのため、農作物に大きな被害を与えています。カピバラと外観が似ていますが、まだ野生化の例はごく少ないため、野生であのルックスであれば、まずヌートリアです。

17:チョウセンイタチ
チョウセンイタチのイラスト こちらのチョウセンイタチは、先述のイタチと違い、外来種であるため、平成29年よりメスも狩猟が可能になりました。見た目の違いは以下環境省データより。

  • 出典:チョウセンイタチ及びコウノトリの見分け方(環境省)

18:テン
テンのイラスト テンは見た目の可愛さとは裏腹に、自分よりも大きな動物を襲うこともある肉食動物です。イタチと似た体格ですが、猟期の冬には全身真っ黄色(顔は白)になるので、容易に見分けがつくでしょう。

19:ノイヌ、20:ノネコ
ノイヌ、ノネコは普通のイヌ、ネコと区別がつきにくく、デリケートな部分が大きいので今回は狩猟鳥獣として詳細は記載しません。

法律やマナーを分かりやすく解説! ルールはしっかりと守ろう!!

狩猟には法律・ルールが存在するので紹介します。

狩猟に関する法律4つ

1.狩猟期間について。狩猟が可能な期間は冬場(11月〜2月付近)だけとなっています。他にも自治体等で細かい規定もあり、全国一律で同じ期間・同じ鳥獣とは限りません。お住まいの役所に問い合わせ・確認が必要です。

2.場所について。狩猟が禁止されている場所(鳥獣保護区)、特定猟具使用禁止区域など、自治体により場所が定められています。また、毎年細かく変わり続けるため、必ずお住まいの市役所に確認しましょう。

3.狩猟してもいい動物の種類。上述獣類20種類に加え、鳥類28種類が存在します。しかし、これらの狩猟鳥獣ならいくら狩猟してもいいというわけではなく、1日に狩猟してよい数が決まっている種類もあります。これも自治体や国によって毎年変わり続けているので、お住まいの地域の役所に問合せ、細かくチェックしましょう。

4.禁止猟法について。禁止猟法とは、弓矢、キジ笛、とらばさみ、の使用など。毎年ではありませんが、細かくアップデートが繰り返されているので、たまにチェックすること。

狩猟のマナー!

最後に狩猟にまつわるマナーです。狩猟に限ったことではありませんが、やはり人間関係を基本とした行為が多いので、一般常識を遵守しつつ、安全第一で臨みましょう。

特に深く山へ入るのであれば、迷彩服など目立たない服装は避け、赤・オレンジなどの目立つ色の服を着ましょう。獲物と間違われ、射撃される可能性があります。

当たり前ですが判別できない鳥獣は狙わないこと。

半矢の状態にしてしまったら可能な限り回収しましょう。大型の獣類の場合、無関係の人に被害を与える可能性があるので、必ず止め刺しを行いましょう。やむを得ず半矢になってしまった場合は、猟友会や近隣の方とコミュニケーションを取り「こういう状態の獣が出てしまった、申し訳ないですが留意お願いします」といった配慮を忘れずにしましょう。

カテゴリー: 狩猟の道  
ライター:コンプレス

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